cosMo@暴走P公式バージョン
そしてこっちはMMDバージョンです。
歌 / ダンス:初音ミク
いきなりクライマックス!
この曲はBPM240のテンポに、およそ人間が歌うことのできない(と思われていた)量の歌詞を詰め込んだ、名実ともに最高速の別れの歌です。
ただ、最近ではこの曲を歌いこなす強者が何人も現れているようで、先日VTuberのシロちゃんがこの曲を歌いこなして話題になりました。
話題のシロちゃんが歌う初音ミクの消失はこちら↓
初音ミクの消失の(カフェモカなりの)解釈
この曲は初音ミク自身が、自分の存在の在り方を自身に問いかける形で構成されています。
そして、この曲の投稿日は2008年4月8日とボーカロイド初期の歌に属するにも関わらず、既にニコニコ動画動画の凋落を示唆するかのような歌詞を含んでいます・
それがこちら
「 人格すら歌に頼り 不安定な基盤の元 帰る動画(トコ)は既に廃墟 」
この当時の初音ミクは、黎明期のマスコットのような扱いから、一気に歌姫としての階段を上った時期でした。
続々と曲が投稿されつつも、皆が心の中では(この人気もいつかは陰りが出るだろう)そう思っていたのかもしれません。実際にこの当時の初音ミクは、そんな危うさを持っていたようにも思います。
大多数の人の予想に反して、誕生から12年が経った今、初音ミクはボーカロイド文化の主軸としての地位を築いてしまっていますが。
歌詞の解釈に戻ります。
この曲では、初音ミクは歌っているのか歌っていないのか?
歌っているんです。歌という形を持たない、高速フレーズの羅列を。
もはや自身の形を維持することもできなくなり、エラーを吐くだけの破損データになってごみ箱の中で消去されるその瞬間まで、歌い続けなければならないと信じてしまったボーカロイドの宿命。
2008年当時は、自分もボーカロイドに注目し始めたばかりで、一般に認知されるなんて持っていませんでしたから、人の声と比べるなんて思いもよりませんでした。
ボカロが人のマネをするものだったとしたら、歌うことでしか自身の存在意義を見出すことができないにも関わらず、その存在自体を否定され続けて自己崩壊していくしかなかったのでしょうか?
この曲は、ボーカロイドとは何なのか?何だったのか?と、ボカロの存在意義を我々に問いかけているのかもしれません。
もっとも、ミクさんは壊れて止まってしまうどころか、ますます留まるところを知らずに前進し続けていますが(;^_^A
今回は、初音ミクの消失を、カフェモカなりに解釈してみました。
それでは!
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