DTMテクニック

DTM 似ているようで違う、コンプレッサーとリミッターの話

カフェモカです!

今回は、コンプレッサーとリミッターについてお話しようかと思います。

どちらも、設定している値以上に音量が飛び出ないようにするプラグインなので、同じように思えますが、結構違いがあります。

その違いについて解説していこうと思います。

コンプはモグラたたき、リミッターは蓋

何言ってるんだ?って感じですがw 端的に言うとこんな感じです。

コンプとリミッターの違いは、

・コンプは音が飛び出たら叩いて潰す

・リミッターは飛び出るのを予測して塞ぐ

この違いです。リミッターは掛かっているトラック(マスタートラックならすべての音)のデータを先に読み込んで、設定値を超えそうなら先回りして潰す、ということをやっています。

一方コンプレッサーは、トラックの音がピークを越えた瞬間に反応して音を潰しにかかります。

なので、リミッターは「ほぼ」確実に音を潰すのに対して、コンプレッサーは音量が設定値を越えることがしばしばあります。

こういった特性の違いもあり、コンプレッサではThreshold(閾値)というのに対し、リミッターではCelling(天井)という表現になっています。

CPU負荷はリミッターが圧倒的に大きい

音を確実に潰したいなら、全てリミッターを使えば良いんじゃない?と思われた方もいるかと思いますが、現実問題としてリミッターは「CPUにかなりの負荷がかかります」。

データを先読みしているので、当然といえば当然ですね。なので、個々のステムデータにはとりあえずコンプレッサーを使うのが無難ということになります。

コンプレッサーは音を変化させ、リミッターは変化させない

これも大きな違いかと思います。そもそも音を潰すと必ず歪むはずなのですが、リミッターはできるだけ歪ませないことを前提として作られていることが多いです。それでも音が歪むので、その部分が各メーカーのリミッターの味になるのですが。

一方のコンプレッサーは、歪みを積極的に利用していることが多いです。

音が前に出るコンプというのがありますが、歪みによって生じる倍音を増幅させて独特の効果を出しているのだと思われます(中身を知っているわけではないので、あくまでも推測ですが)。

個人的におすすめのコンプ&リミッター

基本的に歪みの少ない、素直な音のコンプ&リミッターを好むのですが、コンプに限っては音が前に出るタイプも持っておきたいところです。

(お値段的に)あまり一般的ではないかもしれませんが、
Universal Audio 1176LN が素晴らしいです。

これはちょっと変わり者のコンプなんですが、スレッショルドが無いとか、アタックがクソ速い(0.02ms~)とか、レシオ全押しできるとか(?)、色々面白いんですが、音を通しただけでかっこよくなるコンプです。

正直実機が欲しいです(20万円以上するんですが(;^_^A)

現実的なところで良く使うコンプとしては、wavesのC1、H-Compが良いですね。

waves C1

C1はタイトなかかり方で、飾りっ気がないので万能な使い方ができます。

waves H-Comp

H-Compの「H」はHybridのHだそうで、アナログっぽい音も出せ、かつタイトなかかり方もできるということらしいです。が、挿しただけで音が変わるので、アナログ感を出すために使ってます。

リミッターですが、自分が愛用しているやつをお勧めします。

AOM Invisible Limiter G2

先日の記事でもお勧めしたような気がしますが、素直に音圧を上げられるという意味では今のところこれが一番です。その代わりCPU負荷は半端ないですが。

マスタートラックで、最終的に音圧を上げるのにお勧めです。

各トラックでリミッターを使うのは全然あり

上記の書き方だと、リミッターは最終的な音圧アップのためだけにあるように言っていますが、全然そんなことはありません。ダイナミクス変化の激しい(クリップしやすい)トラックにリミッターを挿すと、荒海が穏やかになったかのように素直になってくれたりしますw

自分はボーカルトラックには必ずと言って良いほどリミッターを挿してます。

その場合に使うリミッターは、DAW付属のものか、wavesのL2を使うことが多い、てかほとんどL2を使いますw

比較的軽い、音が素直に上がりかつ歪みが少ない(ないわけではない)のでお勧めです。

今日はコンプとりみったーの違いについて語ってみましたw

音作りに正解は無いので、コンプもリミッターも色々と試してみて、自分なりの使い方を確立していったらよいと思います。

それでは!

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