
カフェモカです!
曲を頑張って作ってみたけど、なんか薄い感じが(;^_^A
プロの曲は、あるいはあのボカロPの曲は、あんなに分厚いサウンドなのになんでだろう?
そんな疑問を感じたことはありませんか?自分はずっと悩んでいました(;^_^A
一番最初に作った曲の時からサウンドを分厚くすることを気にして試行錯誤を重ねて、ようやく自分的に「まあこれならいいんじゃない?」って言えるサウンドになったのは、その後10か月後に投稿した曲でのことです。
ということで、今回は自分がサウンドを分厚くするために心がけていることを紹介したいと思います。
※ と思ったのですが、ツールの解説(フェーズメーター)が思ったより長くなったので、今回は比較の前の予備知識編として、実際の比較は次回ということにします(;^_^A
まずは比較する(予定の)曲を紹介
YOMOTSUHIRASAKA /ヨモツヒラサカ feat. MIKU HATSUNE
2018年2月(YouTubeには3月1日)投稿
自分の初オリジナル曲、初投稿曲です(;^_^A
今回、「薄いサウンド」の例として扱います(;^_^A 実際はそんなに薄くもないとは思うんだけど、やっぱり薄いかもw
曲のジャンルとしてはバウンスになります。なのでコードのパートがほとんどありません。ていうか、この曲を作った当時はコード進行をまるで理解していなかったので、コードを弾きたくてもできませんでしたw
コード進行を解ってなくても曲は出来ちゃうよっていう良い例にもなりますw
【重音テト】歌声に導かれて / Lead by Songs 【オリジナル】
2019年4月投稿
一応最近の曲ということになります。
ジャンルはトランスです。分厚いサウンドの例として紹介します。この曲はサウンドを厚くした代わりに、バランス的な部分で課題があったりしますが、今回の話題とは別問題なのでそこは置いときますw
自分としては、まあ及第点は出しても良いかな?という出来栄えの曲です。
おまけ
White Christmas ft. Luka Megurine / Cafe Mocha Remix
2018年12月投稿
一応、ようやく納得できる音の厚みになったかな?と納得できたという曲はこれです。
この曲はサウンドにはこだわったのですが、ルカ姉の調声でめちゃくちゃ苦労して、納期(クリスマスw)に追われ、妥協してリリースした産物なので曲全体としては及第点は出せないかな?
という感じです。今回特に比較例としては挙げませんが、一応紹介。
サウンドを厚くする方法
いきなりですが、答えを言っちゃいますw
・低音(100Hz~200Hz) を強化する
・広がりのあるサウンドを取り入れる
・サウンドをレイヤーする
・倍音を付与する
4つ目の倍音を~のお話は、サウンドをレイヤーすると内容的には被るのですが、一応別カテゴリーとします。
まあ、それを言ったら広がりのあるサウンドだってレイヤーするってことだし、低音を強化もサウンドをレイヤーするってことなので、結局レイヤーするってことになっちゃうんだけど(;^_^A
要は、「サウンドが足りないと思ったら容赦なく足せ!」ということですw
ただ、やみくもに足しても仕方が無いので、色々確認しながら効果的になるように音を足しましょう、ということです。
サウンドを確認するツール
では、サウンドを確認するのに使うツールを紹介します。

左:スペクトラムアナライザー(スペアナ)
右:フェーズメーター
どちらもDAW付属の物です。
他にもありますが、まずこの二つを確実に使いこなせるようにしましょう。てかこの二つを使いこなせれば、自分の曲の出来栄えをかなり客観視できるようになり、対策も容易に打ち出せるようになるはずです。
簡単に解説すると、スペアナは周波数ごとの音の強さを見るツール。フェーズメーターは音の広がり、位相(モノラル、ステレオ)を見るツールです。
フェーズメーターをちょっと解説
スペアナの方は横軸が周波数(Hz)、縦軸が音の強さ(dB)なので、割と簡単ですが、フェーズメーターは見方が分からない人もいると思いますので、ちょっと丁寧に解説します。
フェーズメータには「M、L、R、+S、-S」のメモリ?がありますが、

M:音がセンターから出ている

L:音が左から出ている

R:音が右から出ている

+S、-S:位相がずれた音(ステレオサウンド)の広がり
簡単にはこんな意味だと思ってください。
また、下の部分に「Corr」と書いた部分があって、バーが左右に伸びています。ここは位相のずれを表していて、
・右に振れている:音が正位相で重なっている
・左に振れている:音が逆位相で重なっている(モノラル化すると打ち消し合う)
・0(中央付近)のとき:ステレオサウンドの状態
という意味です。0すなわちステレオサウンドの状態の図を下に示します。

ちなみにこれはシンセでサイン波を選択し、ボイスを2にして少しずつデチューンをかけていくことで見ることができます。
ボイスを増やして、デチューンを限界まで広げると、こんな図も現れたりして面白いです。ぜひ一度、音の聞こえ具合を確認しつつ試してみてください。

また、
一般的に、線の形がよく見えるほど、その信号には低音が多く、表示がスプレー状であるほど信号には高周波が多くあります。
これも、シンセで高音を鳴らすと確認できます。
とりあえず今回は、予備知識編ということで一回まとめたいと思います。
スペアナ、フェーズメータはDAWに付属しているので、是非一度弄り倒して使いこなせるようになりましょう。
次回こそは、サウンドの比較と、どのようにサウンドを厚くしているのか具体的に紹介したいと思います。
それでは!
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